近年、若者の間で「タトゥー」が流行しています。
特に、大学生でタトゥーを入れている方が増えていて、周りにタトゥーを入れている方はいると思います。
実際にタトゥーを入れている方や、入れようか悩んでいる方は、「就活でタトゥーはバレるのかな?」と気になることがあるのではないでしょうか?
この記事では、就活でタトゥーがバレるのか、ということについて解説します。
日本では、タトゥーに対するイメージが良くないので、入れるか悩む方は多いですよね。
タトゥーは簡単に消すことができないので、一時的な感情で判断することはおすすめしません。しっかりと将来のことを考えてから、タトゥーを入れるのか判断すべきです。
就活でタトゥーはバレない

タトゥーを入れている方や入れようと考えている方は、「就活でバレることはないかな?」と気になると思いますが、就活でバレることは考えにくいです。
基本的にリクルートスーツを着用して就活をおこなうので、タトゥーが見えることはなく、隠すことができます。
また、「タトゥー入れていますか?」などと質問されることはないので、就活でバレてしまうことは考えにくいです。
ただし、リクルートスーツで隠れないタトゥーは例外になります。
例えば、顔や首にタトゥーが入っている場合は、バレてしまいます。
もし、今からタトゥーを入れようと考えている方は、隠すことができる場所に入れることをおすすめします。
就活でタトゥーがバレる可能性のあるケース

就活でタトゥーがバレることは考えにくいですが、可能性としてあります。
就活でタトゥーがバレる可能性のあるケースをいくつかご紹介します。
タトゥーが入っていることがバレることはマイナスイメージにつながるので、入っている方は下記のケースを参考にしてみてください。
SNSのアカウント
企業の採用担当者は、就活生のSNSを確認することが多いです。
SNSから人柄を探る目的があるのですが、そのSNSからタトゥーがバレてしまう可能性が考えられます。
SNSのアカウントにタトゥーが入っていることが分かる写真などが投稿されていると、高確率でバレてしまいます。
「SNSが採用担当者に見つかるの?」と思われるかもしれませんが、就活では個人情報(名前・生年月日・学歴・趣味)を公開しているため、SNSは見つかりやすいです。
タトゥーを入れている方は、タトゥーに関する投稿を消す、もしくはSNSのアカウントに鍵を付けることをおすすめします。
就活中のSNSに関することはこちらの記事を参考にしてみてください。
「就活でTwitterがバレることはある?人事にアカウントを特定されることには注意が必要」
インターンシップ中の着替え
就活でインターンシップに参加する方は多いと思いますが、企業によっては着替えをしなければいけないことがあります。
例えば、作業服に着替えたり、動ける格好に着替えたりすることがあり、その着替えでタトゥーがバレてしまうことが考えられます。
採用担当者に直接バレることはなくても、同じインターンシップに参加している就活生から採用担当者に伝えられることがあります。
人によっては「周りの就活生はライバル」と考えていることがあるので、採用担当者にタトゥーが入っていることを伝えられる可能性は十分に考えられます。
インターンシップで着替えしなければいけないときは、誰にもタトゥーは見られないようにしてください。
研修期間中の入浴
企業から内定をもらい入社するまでに、「内定者研修」を設けられることがあります。
企業によっては「宿泊研修」を設けていることがあり、入浴時にタトゥーがバレてしまう可能性が考えられます。
内定者研修では全員が同じ行動をするため、個別で入浴する可能性は低いです。
ただし、採用担当者に直接タトゥーがバレることはありません。
内定者だけで入浴するため、内定者が採用担当者に伝えなければ、タトゥーがバレることはないです。
宿泊研修がある方は、人が少ないタイミングで入浴することをおすすめします。
タトゥーが理由で不採用になることはある?

就活でタトゥーが入っていることがバレてしまい、不採用になる可能性はあります。
企業には「採用の自由」というものが認められていて、採用時は就活生が強く保護されるような法律はなく、就活生と企業は民法の原則である”対等な当事者”であると考えられています。
簡単にお伝えすると、「採用者を決める自由が企業にはある」ということです。
そのため、「タトゥーが入っているから不採用にする」ということが認められています。
実際に「特定の思想や信条を持っている人について、そのことを理由に落としても違法ではない」と判事されたものもあるので、就活を優先したい方はタトゥーを入れないことをおすすめします。
内定が取り消しになるケースは考えにくい
タトゥーが理由で不採用になることはありませんが、本採用が決定してから内定が取り消しになるケースは考えにくいです。
企業は私的な行為については制限できないようになっているので、「タトゥーが入っているから内定を取り消す」ということはできません。
また、スーツで隠すことができる場所にタトゥーが入っていた場合は、仕事に悪影響を及ぼすことはないので、内定が取り消されることはないです。
しかし、企業の規約として「タトゥー禁止」と定められていた場合は、内定を取り消される可能性があり、給料を減額されることもあります。
タトゥーを入れることは法律上問題ないので、企業の規約によって内定が取り消される可能性があります。
大学生がタトゥーを入れるデメリット

タトゥーを入れていることで就活に影響を及ぼすことは、ほとんどありません。
しかし、大学生がタトゥーを入れることは、さまざまなデメリットが生じます。
大学生がタトゥーを入れるデメリットをいくつかご紹介するので、入れるか悩んでいる方は、下記から参考にしてみてください。
社内の旅行などに行きにくい
タトゥーを入れることは法律上問題のないことですが、世間のイメージは良くないです。
就活でバレることがなかった方は社会人になっても隠し続ける必要があり、タトゥーがバレてしまうと、会社で居ずらくなってしまいます。
そのため、タトゥーを入れていることがバレないようにする必要があり、慰安旅行や同僚との温泉などは行きにくいです。
社会人になり、慰安旅行や同僚との温泉に行けないことは、タトゥーを入れる1つのデメリットとして考えられます。
結婚する相手が見つかりにくい
上記でお伝えした通り、タトゥーは世間のイメージが良くないので、タトゥーを入れていることで「結婚する相手が見つかりにくい」というデメリットが考えられます。
恋愛や結婚に関するコラムを掲載している「dokujo」というWebサイトが100人の女性に実施したアンケートでは、約60%の方が「結婚できない」と回答しています。
このアンケート結果から分かるように、タトゥーを入れることで、結婚相手になる女性が半分以下になってしまいます。
もちろん、タトゥーに理解のある女性や、入れている女性もいますが、結婚する相手は見つかりにくくなります。
プールや温泉などに行けない
プールや温泉、海などでは、「タトゥーNG」という看板などが設けられていることがあり、タトゥーの入っている方は入場・入浴できないようになっています。
タトゥーを隠すことができれば入場・入浴できますが、わざわざ隠す必要があります。
また、プールや温泉だけではなく、東京ディズニーランドやUSJなどでは、タトゥーが見えないように服で隠すように定められています。
タトゥーが入っていることで、できないことがあるということは、大きなデメリットです。
周りから偏見・差別の対象になる可能がある
日本ではタトゥーに対するイメージが良くないので、タトゥーを入れているだけで偏見・差別の対象になる可能性があります。
例えば、タトゥーを入れているだけで「関わらない方が良い」や、「前科のある人」などと、勝手な偏見・差別を受けるかもしれません。
気にしなければ良いことですが、結婚相手や自分の子供まで、周りから偏見・差別を受ける可能性が考えられます。
タトゥーを否定するわけではないですが、今の日本では偏見・差別の対象になる可能性が高く、タトゥーを入れる1つのデメリットになります。
大学生には目立たないタトゥーがおすすめ

日本ではタトゥーを入れているだけで生活しにくくなるケースがあるので、大学生には目立たないタトゥーをおすすめします。
服で隠す事ができるタトゥーであれば、就活に悪影響が及ぶことはありませんし、社会人になっても普通に働くことが可能です。
また、周りから偏見・差別の対象になることも避けられます。
しかし、「東京イセアクリニック」が実施したアンケートでは、タトゥーを入れている約90%の方が「後悔している」と答えています。
人間は年齢を重ねるごとに価値観が変化していくため、大学生の一時的な感情でタトゥーを入れることはおすすめしません。
目立たない場所でも、温泉やプールに入ることはできませんし、慰安旅行などにも行けなくなるので、「本当に後悔しないのか」ということをしっかりと考えるようにしてください。
時間の経過と共に消えるタトゥーもある
大学生でタトゥーを入れたい方には、時間の経過と共に消えるタトゥーがおすすめです。
「ヘナタトゥー」や「ジャグアタトゥー」という種類のタトゥーは若者から人気があり、約2週間~3週間で完全に消えます。
また、消えるタトゥーを希望する方が多くなっていることで、さまざまなデザインが用意されていて、自分の好みに合ったものを選べるようになっています。
大学生でタトゥーを入れたい方は、消えるタトゥーを試してから、最終的な判断をすることをおすすめします。
まとめ

この記事では、就活でタトゥーはバレるのか、ということについてお伝えしました。
この記事でのポイントは以下です。
・就活でタトゥーがバレることはない
・顔や首はバレる
・SNSの投稿からバレる可能性がある
・インターンシップ中の着替えには注意
・タトゥーが理由で不採用になることはある
・タトゥーが理由で内定が取り消されることはない
・タトゥーを入れていることで制限されることがある
就活でタトゥーを入れていることがバレることはありません。
ただし、SNSの投稿や、インターンシップ中の着替えでバレてしまう可能性は考えられます。
企業には「採用の自由」があるので、タトゥーを理由に不採用にすることは可能です。
大人になるにつれて価値観が変わるので、大学生の一時的な感情でタトゥーを入れることはおすすめしません。
就活でタトゥーを入れていることが悪影響を及ぼす可能性は低いですが、将来的には生活しづらい環境になってしまいます。
特に、日本ではタトゥーがあることでさまざまなことが制限されます。
タトゥーは若者の間で流行していますが、「おしゃれ・かっこいい」などの感情だけでタトゥーを入れることはおすすめしません。
しかし、タトゥーを入れることは個人の自由になるので、周りの目ばかりを気にして、自分の行動に制限をかける必要はないです!
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